駈馬神事は、古来、早良親王が、天応元年(781年)に陸奥の反乱に対し、征討将軍の勅を受けて、藤森神社に祈誓出陣された際の擬勢を象ったもので、室町時代には、衛門府出仕武官により、江戸時代には、伏見奉行所の、衛士警護の武士や、各藩の馬術指南役、町衆らが、寿及左馬の一字書き、藤下がり、手綱潜り、横乗り、逆立ち、(杉立ち)、矢払い、逆乗り(地藏)等の他、数種の技を、競いあったものであります。行事の形としては、早馬ではなく江戸時代中期に、大陸系の曲芸的な馬術の影響を受けたものと思われます。明治より藤森神社の氏子に引継がれ、毎年5月5日の藤森祭(深草祭)に駈馬神事として奉納されております。昭和の初期までは街道で行っておりましたが、道路及交通事情等により境内参道馬場で行われております。昭和58年より、京都市登録「無形民俗財」に指定され、現在は、1200年前の古来より伝わる、この伝統行事を、藤森神社・藤森神社駈馬保存会・藤森神社駈馬実行委員会・藤森神社氏子により継続公開保存しております。


◇ 駈馬の技(わざ)は下記の通りであります。◇
一、 手綱潜り 敵矢の降りしきる中、駈ける技
二、 逆乗り(地藏) 敵の動静を見ながら、駈ける技
三、 矢払い 敵矢を打払いながら、駈ける技
四、 横乗り 敵に姿を隠して、駈ける技
五、 逆立ち(杉立ち) 敵を嘲りながら、駈ける技
六、 藤下がり 敵矢の当たったと見せて、駈ける技
七、 一字書き 前線より後方へ情報を送りながら、駈ける技
    ※ 他にも数種の技が有りましたが、現在は行われておりません。


時代行列
時代行列
室町・江戸・現在装束・子供行列
手綱潜り
手綱潜り
敵矢の降りしきる中駈ける技
手綱潜り
手綱潜り
敵矢の降りしきる中駈ける技
逆乗り(地藏)
逆乗り(地藏)
敵の動静を見ながら駈ける技
逆乗り(地藏)
逆乗り(地藏)
(組写真)
矢払い(蜘払い)
矢払い(蜘払い)
敵矢を打払いながら駈ける技
横乗り
横乗り
敵に姿を隠して駈ける技
逆立ち(杉立ち)
逆立ち(杉立ち)
敵前にて嘲りながら駈ける技
逆立ち(杉立ち)
逆立ち(杉立ち)
敵前にて嘲りながら駈ける技
藤下がり
藤下がり
敵矢に当ったと見せて
駈ける技
一字書き
一字書き
前方より後方へ情報を送って
駈ける技
一字書き
一字書き
(組写真)


◇ 祭礼参道公開 ◇
日    時 5月5日(祭)   午後1時・3時
公開場所 京都市伏見区深草鳥居崎町609番地
     藤森神社参道馬場

◇ 祭礼外参道公開 ◇
昭和61年 7月 5日 テレビ朝日 番組 「女一人旅」
平成17年11月27日 鎮座1800年祭並式年遷宮50周年式典事業


◇ 外部公開一覧 ◇
昭和29年 園田競馬場 (兵庫県)
昭和33年 二条城 (京都市)
昭和34年 宝ヶ池公園 (京都市)
昭和47年 5月 3日 岡崎公園 (京都市) パークフエアー
昭和49年 5月16日 京都競馬場 (京都市)
昭和49年 9月23日 馬事公苑 (神奈川県) 愛馬の日
昭和50年 10月26日 京都競馬場 (京都市) 京都競馬場20周年
昭和55年 5月23日 西脇馬事公苑 (兵庫県) 落成記念
昭和59年 9月23日 阪神競馬場 (兵庫県) 愛馬の日
平成16年 5月30日 京都競馬場 (京都市) 日本中央競馬会50周年
平成16年 11月28日 阪神競馬場 (兵庫県) 日本中央競馬会50周年
◇ ビデオ・写真による紹介 ◇(ウインズ小郡は静止した馬上にてワザの形も披露)
平成19年 10月20・21日 札幌競馬場 (北海道) 日本中央競馬会伝統馬事芸能イベント
平成19年 11月10・11日 ウインズ小郡 (山口県)  日本中央競馬会伝統馬事芸能イベント 
         
         
□ 保 存 団 体
□ 事  務  所 藤森神社社務所内
会     長 武 村 辰 雄
副  会  長 北 尾 長 和
実行委員長 古 田 寿 徳
□ 神事事催行人員
世話方 20名
乗 子 12名
子 供 12名
      使用馬匹    3頭    
口取馬方 5名
補助員 20名
神 職 2名
総 代 2名
巫 女 2名
警備員 12名
             
※藤森神社駈馬神事は、下記よりの補助金及助成金を受けて実施しております。      
公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団 「文化観光資源保護事業助成金」      
        京都府 「伝統的行催事助成金」      
        財団法人 馬事文化財団 「馬事伝統行事保存事業助成金」      
   
   
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